仏教には

四摂事(ししょうじ)
四摂法(ししょうぼう)


と呼ばれる教えがります。


これは

布施(ふせ)


愛語(あいご)


利行(りぎょう)


同事(どうじ)



からなる四つの事柄で


誰でも簡単に実践出来る

修行です。

修行といっても
大袈裟なものではなく


自分が
ほんの少し変わることで
日々の生活が
やりやすくなる簡単な修行だと
坊さんは考えています。



今回は


利行 りぎょう

です。


これは
自分のためではなく
他人の利益の為に
精一杯やるということです。




これはバランスがとても大事で


他人のため
と思って行っている事が


善意の押し売り

お節介

になることも多く



そうかといって

考えすぎて
引っ込み思案になってしまうと

何もできません。




そして

やればやるほど

やることが
大きくなればなるほど


『これだけやってるのに』

『これだけやってやった』




という

恩着せがましい慢心
生まれてしまうのが
人間です。



利行とは

行と書きますので

修行の一環。



その襲ってくる人間の慢心を

どの様に捨てるか

捨てる訓練をするか


これが大事になってきます。




g1cf27e34





こう考えすぎて

しまわないで


御自身の心に余裕がある時に

とにかく実践してみる

これが

大事だと坊さんは思います。